約70団体もの神楽団がある北広島町では、
神楽が身近な物として親しまれ、大切に伝承されています。
近年全国的にも注目されている神楽の魅力に触れてみませんか?

 


秋の実りに感謝し、奉納する舞いに神話や伝説を取り入れて神楽化したもの。島根県西部の石見地方から山県郡全域に伝わった「旧舞」と言われるものと、石見地方から高田郡を経て終戦後に伝わった「新舞」と言われるものとが北広島町東部で合流し、この地方の民俗芸能として伝承されています。山県郡、安芸高田市など芸北地域一帯は特に神楽が盛んな地域として知られています。

 


テンポの比較的緩やかな味わいのある神楽とされる「旧舞」を伝承するもの、またスピード感ある演舞を特徴とする「新舞」を得意とするものあわせて約70の神楽団が北広島町内で活動しています。この数は日本一と言われています。
最近では落成式や結婚式の余興などでも神楽が舞われるようになり、広島のあちらこちらで芸北神楽が見られるようになりました。


競演大会や様々なイベントなど、神楽を見られる場面は増えていますが、地域に根付く神楽の姿を味わうなら奉納神楽がおすすめです。ここでは、奉納神楽を鑑賞する際のちょっとしたポイントをまとめました。

 ◎御花

御花というのはご祝儀のことで、ご祝儀をおくることを「花を打つ」と言います。観客が神楽団の舞に対して感謝の気持ちをこめて贈るものです。奉納神楽には帳場があり、自分の名前を言って御花を預けます。御花を打つと、そのお礼として会場での名前の読み上げ、掲示などが行われ、後日神楽団から礼状が届きます。
集まった御花は、神楽団を維持していく為の経費や新しい衣装の購入にあてられます。
入場無料の神楽大会や奉納神楽に出向いたときは、神楽団に“すばらしい舞を見せてくれてありがとう”と感謝の気持ちを込めて御花を打ってみてはいかがですか?

 ◎奉納神楽を見るときの格好

神楽シーズン中の奉納神楽や夜間の神楽観賞は、深夜におよぶことが多く、防寒対策が必須条件となります。毛布・カイロなどを持参すると良いでしょう。女性の場合はスカートなどの足が出るスタイルよりもジーンズなどのパンツスタイルで観賞するのがおすすめです。

また夏場の神楽観賞では会場が熱気に包まれます。熱中症などにならない為にも、うちわの持参や水分補給など、暑さ対策をしましょう。

上演情報をゲットしよう!

神楽ポータルサイト「神楽の杜」
競演大会や各種イベント、お祭りなど神楽の上演情報が掲載されています。
大会のレポートや動画なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
また、観光協会ホームページのイベント情報でも上演予定をご紹介しています。
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