新庄のはやし田

 はやし田は、田の神様であるサンバイの打ち鳴らす竹の打楽器ササラの拍子にあわせて笛や太鼓・手打ち鉦を打ち鳴らし田植歌にあわせて大勢の早乙女が田植えをする。
 集落全体が共同で行う田植え行事であり、中国山地の各地で行われてきた民俗芸能である。
 赤い首玉をまとい、背に豪華な飾り鞍をかけた牛が代掻きに始まり、早乙女が一列に並んで早苗を植える。
 新庄のはやし田は、伝わる田植草子の歌が、我が国歌謡研究の上で貴重な資料であるとの評価を受けており、安芸高田市に伝わる「原田のはやし田」とともに中世の絵図「大山寺縁起絵巻」などに残る田植えの様子を伝承する貴重な風俗であるとして、平成9年12月15日「安芸のはやし田」の名で国の重要無形民俗文化財に指定される。

 

浜田自動車道大朝インターから直進国道261号線を江津方面へ10km鳴滝温泉 入り口で開催。
この地方の花田植のトップを切って毎年5月第二日曜日に大花田植として行われている。

 
住所:広島県山県郡北広島町新庄
TEL:0826-72-6908(北広島町観光協会)
公開日:毎年5月第二日曜日

舞太郎の部屋
公式ショップ